ケリン炎上騒動に見る、リスク回避の難しさと視聴者のリテラシー
お久しぶりです。
今回は久しぶりにVtuberについての記事です。
マイナスな話題ですが、思うところがあったので記事としてまとめることにしました。
ケリン炎上騒動とは?
「そもそもケリン炎上って何?ケリンはいつも爆発してるでしょ?」
その通りです。
ケリンはイカレミサイルエルフであり、愛すべき馬鹿であり、チャンネル登録者数19万人を誇る人気個人Vtuberでもあります。
彼のチャンネルはこちら↓
なぜ彼は炎上してしまったのでしょうか?
それは、この度ケリンがコラボした動画の相手が原因です。
ぶちとば!🚀💥(挨拶)
— ケリン🚀公式 (@Kerin_Vtuber) 2020年1月12日
この間のラップバトルの件、ゴシップ系Vtuberこと
鳴神裁とやってたぞ!🎤😎
ラップ全く知らなかったから、貴重な体験だったぜ😳
一生懸命歌いました♨ https://t.co/ow79nBwH8j
今回、ケリンは「鳴神裁」というVtuberとコラボをしました。
彼は「ゴシップ系Vtuber」であり、所謂物申す系という類の投稿者です。
動画の内容はラップバトルであり、それ自体には特に問題はありませんでした。
しかし、相手の鳴神裁に問題がありました。
私の記事で彼の行いを列挙するのは色々とキツイものがあるので、詳しく知りたい方は彼の大百科を参照すると良いでしょう。
端的にまとめられています。
鳴神は、私の応援しているピーナッツくんとぽんぽこさんに対しても「2人は隠れ企業勢であり、卑怯だ」という根拠の無い中傷動画を投稿した事もあります。
この件は長く尾を引き、ついに2人が生放送で公式に否定する事態にまで発展しました。
生放送のアーカイブ↓
鳴神はこの後も適当な謝罪で済ませ、中傷動画は今に至るまで削除されていません。(現在は限定公開)
このような経緯もあり、彼は各方面にアンチを作る存在になっていました。
そんな彼とコラボしてしまった為に、
「なぜそんな奴とコラボするんだ」
「さすがに相手を間違っている」
という批判が多く寄せられ、ケリンは炎上してしまったのです。
ケリン炎上≠モンペ騒動
「コラボしただけで炎上する」
…なんとも理不尽な話のように思えます。
本来コラボは自由なもののはずです。
ケリンが内部外部問わず多くのファンから責められ、Twitterのブロック云々で揉めている状態を見て、「どっとライブ・モンペ騒動」を思い起こした人も多いでしょう。
これもとても長くややこしい話なので、詳細は省きます。
どっとライブの騒動では、
- 「推しているVtuberのコラボ相手に自分の勝手な好き嫌いを押し付ける」
- 「コラボ相手が気に入らないからと堂々と攻撃する」
このような害悪ファン、所謂「ファンチ」(※もはやアンチと同じレベルのファンという意味、ファン+アンチの造語)の存在が広く表面化しました。
今回の件も「コラボした相手への批判の方が多い」という点で、ファンチの仕業のように見えるかもしれません。
しかし、それは違います。
状況が大きく異なるのです。
ケリンの3つのミスと最悪のシナリオ
ケリンはこれまで、バーチャルライバーグループである「にじさんじ」と関わりを持ってきました。
会社のCEOである「いわなが」氏をキャラクター化して自身の動画中に登場させたり、ケリン本人がファンだと公言するライバーの「エルフのえる」さんが所属していたりと、にじさんじとケリンの繋がりはとても深いものがありました。
また、ケリンの動画で使われるいわなが氏の顔写真や音声素材などは基本的に無断使用でしたが、いわなが氏はそれを許容しており、最近では「月イチ出演宣言」までするなど「親友」と言っても良い扱いになっていました。
いわなが氏やエルフのえるさんが登場する動画↓
しかし、鳴神はにじさんじグループから共演NG(もしくはそれに準ずる処置)を食らっています。
どういう経緯かは上記のニコニコ大百科を参照するとわかりますが、この事で鳴神はにじさんじを逆恨みして敵視しているのです。
「にじさんじ」と仲良くしながら、「にじさんじを敵視する鳴神」とコラボ(仲良く)する……
非常にややこしい立場です。
リアルの友人関係で似たような板挟みを経験した人もいるかもしれません。
ケリンのファンにはにじさんじファンを兼任している人達もおり、彼らがコラボをよく思わないのは当然です。
またケリンはupd8というVtuber事務所に所属しており、この事務所側にも「なんでこんなコラボを許したんだ」というクレームが入ってしまいました。
(※upd8は実際は所属Vtuberの企画内容まで把握・干渉することは無い)
↑今回の件で急遽弁解の生放送をすることになったupd8所属Vtuberの「ふくやマスター」。無関係なのにとても不憫。
ケリンの1つ目のミスは、このような「ややこしい立場に自ら足を踏み入れてしまった」事です。
2つ目のミスは、「自分のスタイルを見誤った」事です。
ケリンは以前から危ないネタや時事ネタを風刺するような動画を投稿しており、これは彼のメインコンテンツでした。
ケリンが動画中で爆破したりミサイルを撃ったりする相手は、不祥事を起こしたり犯罪を犯した人達ばかりでした。
彼らは世間の多くの人から疎まれる存在であり、いわばケリンは世論の代弁者だったと言えます。
「ケリンは悪いやつを爆破してくれる」
…そんな印象が、視聴者の中で自然と作られていたかもしれません。
しかし、今回彼がコラボしたのは「悪いやつ」というイメージを抱く人が多い鳴神でした。
今までのケリンのスタイルと食い違うようなコラボ相手に違和感を感じるファンも多く、結果的に批判が集まってしまったのでしょう。
風刺にはバランス感覚が欠かせません。
ケリンはこれまで、そのバランスを上手く見極めて活動してきただけに、この判断はミスだったと言えます。
3つ目は、「エルフのえるさんを動画に巻き込んだ」事です。
ケリンは前述の通り「エルフのえる」さんのファンであると初期から公言しており、ぎこちないながらもTwitterで会話する等、所謂「てぇてぇ」と言えるような関係にありました。
2人が一緒に並んでいる素敵なファンアートも多く存在します。
ケリンさんにハマることを発端にケリえるに萌える年でした#2018年自分が選ぶ今年の4枚 #ケリンの絵 #えるの絵だよ pic.twitter.com/NaWsImS1Sq
— ゆかこ (@zgpwlm) 2018年12月30日
昨年のいくつかのコラボ動画では、えるさんが録り下ろしボイスを提供するなど、とても良好な関係だったと言えます。
しかし今回、事もあろうに鳴神とのコラボ動画の中でえるさんの名前を出してしまったのです。
この件はとてもリスキーなものです。
鳴神は以前、にじさんじグループの機密情報を「内部からのリークによって知った」と語っていました。
その真偽は闇の中ですが、「リークを受けていると主張する鳴神とのコラボで、ケリンがえるさんの名前を出す」事により、鳴神とケリンとえるさんが間接的に裏で繋がっているのではないか、何か秘密の情報を漏らしているのではないか、というとんでもない誤解を生みかねないのです。
既にこのような荒唐無稽な主張をしている人も少数ながら存在します。
これに対して怒っているえるさんのファンも私は実際に見かけました。
もうここまで来てしまうと、「ラップバトル動画を純粋に評価するべき」とか「コラボは自由」とかいうレベルでは無くなります。
(このコラボをスポーツの日韓戦に例えて擁護している人もいましたが、鳴神を韓国に例えるというのは韓国の人に対して失礼です。)
ケリンは鳴神の活動内容を知っていたようですし、このように他者へ飛び火してしまう事態も予め予測しておくべきでした。
えるさんのファンなら尚更です。
私も以前からケリンとえるさんの絡みを微笑ましく見ていたので、今回1番ショックだったのもこの点です。
最悪の場合、前述したいわなが氏を含め、ケリンがこれまでにじさんじグループやその他の関係先と築き上げてきた良好な関係が崩れる危険性もありました。
周囲の関係者への配慮不足も、今回の炎上の一因だったと言えます。
ケリンの判断
焦ってファンのTwitterをブロックしてしまうなど、一時はかなり動揺していたケリンですが、今日(2020/1/14)になって今回の件への謝罪動画を投稿し、「鳴神との今後一切の関係断絶」を宣言しました。
例の件について動画を投稿しました。https://t.co/tXGCUSPZYn
— ケリン🚀公式 (@Kerin_Vtuber) 2020年1月14日
今後一切の関係を断絶します。
— ケリン🚀公式 (@Kerin_Vtuber) 2020年1月14日
また彼に機密情報等、一切の情報提供などはしておりません。
お騒がせして申し訳ございませんでした。
(※動画中、若干のトラッキングのズレが生じていますがご了承下さい。)
非常に迅速な対応でした。
ケリン自身が今後の活動に及ぼす影響を考えて下した結論であり、私も正しい選択だと思います。
上記のような最悪のシナリオは避けられました。
企業勢であっても対応にモタつく事がある中で、個人勢であるケリンがこのような素早い行動をとった事は賞賛されるべきです。
しかし、このケリンのツイートへのリプライを見て、私はまた別の問題に気が付きました。
視聴者にこそリテラシーが求められている
今回の件への反応の中でも非常に多く見られた意見は、「なんでこんなに荒れてるの?ケリンは悪くない!ただラップバトルしただけじゃん」というものでした。
ファンとしては当然の反応です。
しかし、上に書いたような鳴神とケリンの置かれている立場や数々のバックボーンを知っているなら、反応はまた別のものになってくるでしょう。
「彼に機密情報等、一切の情報提供などはしておりません。」という謝罪文がケリンから出ている時点で、どう考えても普通の事態ではないのです。
他にも「そりゃ燃えるよ、アイツと関わったら…」という反応も多く見られました。
これは恐らく鳴神のこれまでの行為を知っている人の反応でしょう。
前者と後者の認識の差はなぜ生まれるのでしょうか?
それは、「知っているか知っていないか」の違い、つまり知識の違いです。
「なんでコラボしただけで荒れてるの?」と疑問に思ったのなら、まずその点についてよく調べるべきなのです。
そして調べた情報をよく整理し、正しい結論を導く必要があります。
これこそが、より良いファン・視聴者になるための鍵と言えます。
鳴神のような間違いだらけのゴシップ屋が支持を得てしまうのも、自分でリサーチして判断する人が少ないからです。
↑こういう人もいます。
「なんかよくわからないけど○○は悪くないよ!どうせアンチのせいで謝ってるんでしょ?そんなの無視しなよ!」
炎上したYoutuberの謝罪に、必ずと言っていいほど寄せられるコメントです。
こういった態度は、一見すると「炎上した人に優しい」ものに映るかもしれません。
しかし実際は、炎上した人の判断力を鈍らせ、良くない方向に無意識に誘導してしまっているのです。
クリエイターとして活動を続ける人なら誰でも、必ずネガティブな評価にぶつかります。
これらは当人にとっては辛いものであり、障壁に感じますが、全てのネガティブな評価が役に立たないわけではありません。
クリエイター本人が気が付かなかったような問題点や、方針のブレを指摘してくれている事も時にはあるのです。
クリエイターはこれらの意見を取捨選択し、自分の活動の発展に役立てていきます。
しかし、人はどうしても甘い言葉を欲してしまうものです。
厳しい評価に目を背け続け、先程例に出したような「一見すると優しい」意見ばかりに気を取られてそれに身を委ねてしまうなら、気がつけば自分の目指す目標から全くかけ離れていたという事になりかねません。
このようなクリエイターはこれまで無数にいました。
そして、「君は悪くないよ」「自由にやりなよ」と言っていたファンも、「なんだかこの人最初に思ってたのと変わってきたな」と思えば、何時でもフラリと離れていってしまいます。
ファンとは気まぐれで無責任なものなのです。
クリエイターだけでなく、当事者である私たちファンや視聴者も、常にこの事を念頭に置いている必要があります。
決して「全肯定」ばかりが正しい応援の方法ではありません。
逆に、独りよがりに厳しい言葉をかけるようなことも論外です。
相手をコントロールしようとすることは視聴者のエゴに他なりません。
時には厳しく、時には優しく、状況に応じてバランスの取れたやり方で応援するべきだと私は考えます。
そして、状況に応じた意見をフィードバックするためには、やはり知識が必要になってくるのです。
事実を把握せず、無責任に擁護する人のことを界隈では「ヨクシラナイト/ヨクワカラナイト」と表現するようです。
今回の件を追っていて知りました。
よく知らない/よくわからないのに、ナイト(騎士)気取りで応援することから、この呼び名になったようです。
推しを破滅させる盲目の騎士になりたいとは誰も思わないでしょう。
V界隈に「自分で調べて判断する」という良い習慣が根付くことを、私は願っています。
【パ・リーグ編】2019年のドラフトをパワプロ査定してみる
前回の記事ではセ・リーグの2019年ドラフト指名選手をパワプロ査定しました。
独断と偏見が含まれておりますが、再現選手などを作る際の参考になれば幸いです。
前回の記事(セ・リーグ編)↓
https://aidnoyatsudayo11.hatenablog.com/entry/2019/10/19/112044
なお、育成指名選手に関してはデータ不足のため査定していません。
能力凡例:
投手→球速・コン・スタ・変化球の向き・変化量
野手→弾道・ミート・パワー・走力・肩力・守備力・捕球
西武
1位 宮川 (23) 投手 右右 177/82
154km DD →3→2↓2
外れ1位で2球団競合の即戦力投手。多彩な変化球と直球が魅力。
2位 浜屋 (20) 投手 左左 175/77
148km DD ↙2↓3
縦スライダーが武器の左腕。
3位 松岡 (19) 投手 右右 179/83
149km EE ↑1→2↓2
高校から投手に転向したサイドハンド。
4位 川野 (18) 遊撃手 右両 177/73
2FEBCDF
身体能力、特に守備走塁の評価が高い遊撃手。
5位 柘植 (22) 捕手 右右 174/83
3FEEBEF
高校通算32本塁打の強肩強打の捕手。
6位 井上広輝 (18) 投手 右右 180/80
152km FE →2↓2
スライダーとチェンジアップが武器の右腕。
7位 上間 (18) 投手 右右 179/78
148km FD →2↘1
将来のローテ候補。
8位 岸 (23) 遊撃手 右右 174/78
2FEBBDF
1度は野球を諦めた俊足内野手。外野も守れる。
ソフトバンク
1位 佐藤直 (21) 外野手 右右 177/78
2EEABCD
社会人No.1外野手。パンチ力も備える。
2位 海野 (22) 捕手 右右 174/76
2EEDACD
抜群の強肩が武器の「甲斐2世」。
3位 津森 (22) 投手 右右 177/75
149km ED →2↘2
MAX149kmのサイドハンド。大学日本代表。
4位 小林珠 (18) 内野手・投手 右右 183/86
149km FE →2
2FDDAFF
投手としてMAX149km、野手として高校通算30本塁打。今回は内野手としての指名。
5位 柳町 (22) 三塁手 右右 180/72
2DEDCEF
「由伸2世」の声もある打力のある三塁手。
楽天
1位 小深田 (23) 二塁手 右左 168/67
2DFBDDD
社会人No.1内野手。俊足好守が武器。
2位 黒川 (18) 遊撃手 右右 182/80
2FDDCEE
そつなく三拍子揃った将来性のある内野手。
3位 津留崎 (22) 投手 右右 177/85
150km DE →1↘2↓2
重いストレートと多彩な変化球を持つリリーフ投手。
4位 武藤 (18) 外野手 左左 179/71
3FFCBEF
細身ながらパンチ力も秘めた強肩外野手。
5位 福森 (22) 投手 右右 177/82
154km FD ↘1↓3
威力のあるストレートが武器の速球派右腕。
6位 瀧中 (24) 投手 右右 180/90
151km ED →1↓2
ストレートで押す本格派投手。
7位 水上 (18) 捕手 右右 172/72
2FFDCDF
守備力が光る若手捕手。U-18日本代表。
ロッテ
1位 佐々木朗 (18) 投手 右右 190/86
163km ED →3↓3
MAX163kmを誇る高校史上最速右腕。
2位 佐藤都 (22) 捕手 右左 181/83
2EDBBDE
走力、肩力など様々なツールを持った大型捕手。
3位 高部 (22) 外野手 右左 177/72
2EFCCDE
俊足巧打のセンター。リードオフ候補。
4位 横山 (18) 投手 右右 178/76
148km EE →3↘1
スライダーが武器のサイドハンド。
5位 福田 (22) 遊撃手 右左 176/80
2FECDCD
守備力が評価されている遊撃手。
オリックス
1位 宮城 (18) 投手 左左 173/70
149km FD←2↙2↓2
マウンド度胸のある左腕。多彩な変化球も魅力。
2位 紅林 (18) 遊撃手 右右 186/81
3FDCCDF
守備の評価も高い高校No.1大型遊撃手。
3位 村西 (22) 投手 右左 174/72
152km DE →3↘2
直球を中心に組み立てるリリーフ投手。
4位 前 (18) 投手 右右 182/87
152km FE ↑1→2→2
伸びのある直球と緩急で勝負する右腕。
5位 勝俣 (22) 三塁手 右左 177/78
3FDECEF
長打力のある三塁手。大学通算100安打。
日本ハム
1位 河野 (21) 投手 左左 174/81
151km DC ↑1←3↙3
全国大会でも活躍した社会人No.1左腕。
2位 立野 (21) 投手 右右 181/77
152km DD →3→1↓2
カットボールが武器の素材型右腕。
3位 上野 (18) 遊撃手 右右 174/65
2EFDCCE
小柄ながら守備で高評価を受ける遊撃手。
4位 鈴木 (21) 投手 右左 177/82
147km EE →3
スライダーが武器のリリーフ型右腕。
5位 望月 (22) 投手 右右 186/83
146km FD →2↓2
角度のある長身素材型投手。
6位 梅林 (22) 捕手 右右 173/85
2FFFCEE
データの少ない若手捕手。
7位 片岡 (22) 外野手 右左 184/78
2EFCBDF
強肩と俊足が武器の外野手。
今年も各球団注目の新人が多くいます。
彼らが次代のチームを背負う選手になってくれることを期待しましょう。
【セ・リーグ編】2019年のドラフトをパワプロ査定してみる
今日は、セ・リーグ全体のドラフト指名選手をパワプロ査定してみたいと思います。昨日の記事が思ったより長くなったので、簡易的な査定にしています。
オリジナル選手や再現選手などの作成の参考になれば幸いです。
阪神のドラフト査定はこちら(昨日の記事)↓
なお、育成指名選手に関してはデータ不足のため査定していません。
能力凡例:
投手→球速・コン・スタ・変化球の向き・変化量
野手→弾道・ミート・パワー・走力・肩力・守備力・捕球
巨人
1位 堀田 (18) 投手 右右 185/80
151km ED →3↓2
体格の良いエース候補。スライダーが武器。
2位 太田 (21) 投手 右右 190/94
153km DD →1↓3↓1
即戦力と評価される本格派。
3位 菊田 (18) 三塁手 右右 182/94
3FDECFF
4位 井上温 (18) 投手 左左 174/68
144km EE ←2←1↓2
多彩な変化球を持つ素材型左腕。
5位 山瀬 (18) 捕手 右右 177/85
2FEFAEF
強肩が武器の有望株捕手。
6位 伊藤 (18) 外野手 左左 187/88
2FDDBFF
強打が武器の大型外野手。
横浜
1位 森 (18) 遊撃手 右右 175/75
2EEBADF
高い身体能力を持つ遊撃手。
2位 坂本 (22) 投手 左左 180/85
148km FD ↙3↓1
角度のある長身左腕。
3位 伊勢 (22) 投手 右右 181/83
150km ED ↑1←2→3
サイド気味から150kmを超える直球を投げ込む。
4位 東妻 (18) 捕手 右右 172/74
2FFEBEE
小柄な強肩捕手。兄はロッテ在籍。
5位 田部 (18) 遊撃手 右右 184/83
2FECCEF
身体能力の高い大型遊撃手。
6位 蝦名 (22) 外野手 右右 184/87
3FDCBEE
大学で無双していた大型外野手。
7位 浅田 (18) 投手 右右 181/85
149km FD →3↓1
奪三振能力の高い右腕。
広島
1位 森下 (22) 投手 右右 180/73
155km DC →3↘2↓3
大学No.1右腕。即戦力として期待される。
2位 宇草 (22) 外野手 右左 185/83
2DFCCDF
ミートの上手い俊足巧打型外野手。
3位 鈴木寛 (18) 投手 右右 186/79
148km EE →2↓2
長身の素材型右腕。
4位 韮澤 (18) 遊撃手 右左 177/80
2FECBEE
身体能力の高い左打ち遊撃手。
5位 石原 (22) 捕手 右右 172/73
2FFECDF
守備型捕手。大学では首位打者経験あり。
6位 玉村 (18) 投手 左左 177/75
147km FE ←3↙1
ストレートの質が良い素材型左腕。
中日
1位 石川昂 (18) 三塁手 右右 185/87
4FCDBEE
2位 橋本 (22) 投手 左左 183/72
146km ED ←2↓3
即戦力候補の長身サウスポー。
3位 岡野 (25) 投手 右右 180/85
149km DD ↑1→2↓2
総合力で勝負する粘り強い右腕。
4位 郡司 (22) 捕手 右右
3EEDCDE
リードが評価される「勝てる捕手」。
5位 岡林 (18) 投手 右左 177/73
153km FF →3↓1
速球とスライダーが持ち味の素材型右腕。
6位 竹内 (18) 投手 右右 178/80
147km FE ↓2↙2
最後の1年で球速を14km上げた有望株右腕。
ヤクルト
1位 奥川 (18) 投手 右右 183/84
154km DC →3↓2↓2
3球団競合の高校生最強投手。
2位 吉田大 (22) 投手 右右 175/77
146km ED ↘1↓3
スプリットの評価が高い右腕。
3位 杉山 (22) 投手 右右 183/84
154km FD →2↓3
威力ある直球が武器。大学ではMVP2回。
4位 大西(22) 投手 右右 176/80
148km EC →2↓2↓2
関西六大学で最優秀投手賞を4回受賞。
5位 長岡 (18) 遊撃手 右左 175/68
2FEBDEF
センスが光る俊足遊撃手。
6位 武岡 (18) 遊撃手 右左 178/77
3FECCEF
三拍子揃った身体能力の高い遊撃手。
パ・リーグ編はこちら↓
2019年度の阪神ドラフトをパワプロ査定してみる
お久しぶりです。
(今回はVtuberについての記事ではありません。)
2019年のドラフト会議が終わりました。
筆者は大の野球好き&パワプロ好きなので、早速今年のドラフトで指名された阪神タイガースの選手の能力をパワプロ査定してみたいと思います。
独断と偏見が含まれますので悪しからず。
また、査定にあたってこちらのサイトの記事を大いに参考にさせて頂きました。
また、記事のフォーマットはこちらの記事を参考にさせて頂きました。
1位 西 純矢 (にし・じゅんや) 創志学園高
投手 18歳 右投右打 184cm/85kg
適正:先○ 中△ 抑-
球速: 154km
コントロール: 37 F
スタミナ: 56 D
変化球:
↓縦スライダー3
↓チェンジアップ1
↘カーブ2
150kmを超える直球とスライダー系の変化球がウリの本格派高校生右腕。
既にタイガースに在籍している西勇輝投手のはとこにあたるそうです。
2年夏の甲子園での16奪三振完封勝利や、高野連に注意されるほどの派手なガッツポーズでも注目を集めた投手ですね。
奥川投手(3球団競合・ヤクルト入団)や、佐々木投手(4球団競合・ロッテ入団)の影に隠れた感じがありましたが、U-18W杯でエース級の活躍をしたことで大きく評価を上げました。
査定としては、まず球速は154km。18歳でこの数字ですから、身体作りを頑張れば158kmあたりまで伸びるかもしれません。コントロールは37のF。高卒投手としては普通の数字です。スタミナは56のD。2年夏の完封を評価して61Cくらいでも良いかもしれません。変化球は縦スライダーが良いという評判を聞いたので、変化量を3としました。特殊能力はありませんが、もし付けるとすればガッツポーズから「闘志」でしょうか。
パワプロ的に見ても非常に有望な投手です。1年目から一軍に上げても良いくらいの素質を感じます。間違いなく未来のエース候補でしょう。
2位 井上 広大 (いのうえ・こうた) 履正社高
外野手 18歳 右投右打 187cm/95kg
守備適正: 外 ○
弾道: 3
ミート: 32 F
パワー: 58 D
走力: 50 D
肩力: 70 B
守備力: 34 F
補球: 34 F
勝負強さとパワーがウリの高校生外野手。今回のドラフトで指名された高校生の中でもトップクラスの恵体選手です。高校通算49本塁打の大砲で、2019夏の甲子園では決勝で奥川投手からホームランを放って履正社高校を優勝に導くなど、4番として打率.429、3本塁打、14打点の活躍を見せました。
査定として、まず弾道は3。4はちょっとやりすぎかと思って自重しました。ミートは32F。高卒野手でミートEに到達する選手はほぼいません。パワーは58D。大砲候補として期待が待てます。走力は50D。足に関しては膝に故障を抱えているなど少しネガティブな情報がありますが、18歳という年齢と外野を守っていることからギリギリD評価としました。肩力は70B。わりと肩は強いようです。守備力と捕球はともに34F。ちょっと適当です。
プロからの評価は比較的割れており、逸材だという声もあれば、「平凡な」スラッガーだという声もあります。筆者が実際のプレーを見た感想としては、「荒削り」というイメージです。木製バットやプロの変化球への対応など課題はありますが、なんといってもこの大きな身体が魅力的。(変態)
未来の四番打者として育って欲しいです。
3位 及川 雅貴 (およかわ・まさき) 横浜高
投手 左投左打 18歳 183cm/74kg
適正:先○ 中△ 抑△
球速: 150km
コントロール: 32 F
スタミナ: 48 E
変化球:
←Hスライダー3
↙カーブ1
特殊能力: 調子極端
MAX153kmの直球とスライダーがウリの長身高校生左腕。奥川・西・佐々木と並んで「高校四天王」と評価されていました。甲子園では3季で4試合に登板しています。
査定として、球速は150km。上ではMAX153kmと書きましたが、どうもフォーム探しの旅に出るタイプのようで、3年夏では149kmが最速(しかも打たれて敗退し号泣)でした。間をとって150kmにしています。これでもサウスポーとしてはかなり速い数字です。コントロールは32F。ノーコンというネガティブな評価があります。スタミナは48E。ノーコンなので球数が増えて長いイニングが食えない、というこれまたネガティブな評価があります。リリーフとして起用しても面白いかもしれません。変化球は高速スライダーとカーブ。スライダーはカットボールと判定される可能性があります。これについても「スライダーがウリというか、むしろスライダーしか使えない」というネガティブな(以下略
上記のようなネ(略)なので特殊能力も「調子極端」を付けてみました。
ちょっと酷評したみたいな査定になってしまいましたが、その潜在能力は間違いなくエース級です。同じように厳しい評価だった高橋遥人投手(17年ドラ2)を球界屈指の左腕に育てた阪神なら、及川を完成させることは十分可能なはずです。
4位 遠藤 成 (えんどう・じょう) 東海大相模高
内野手・投手 18歳 右投左打 178cm/82kg
守備適正: 遊○ 三△ 投△ 外△
弾道: 3
ミート: 28 F
パワー: 49 E
走力: 63 C
肩力: 72 B
守備力: 45 E
捕球: 34 F
適正:先○ 中△ 抑-
球速: 145km
コントロール: 31 F
スタミナ: 39 F
変化球:
→スライダー2
高い身体能力がウリの二刀流内野手。高校通算45本塁打を記録しており、スラッガーとしての素質があります。東海大相模ではエースとしても活躍し、ストレートの最速は145kmを記録しました。
査定としては、弾道は3。通算本塁打を考慮しましたが、タイプ的に2になりそうな気もします。ミートは28F。代表では木製バットに苦労している感がありました。パワーは49E。これはDくらいあっても良さそうです。19年夏の地区予選のハマスタでのホームランは素晴らしい打球でした。走力は63C。そこまで速くないという情報もありますが、ショートを守るならこれくらいは欲しいところです。肩力は72B。肩の評価は結構高いです。守備力はE、捕球はF。これもこんなものでしょう。投手能力は戯れに作ってみましたが、このくらいの能力なら野手に専念しても良いと思います。
投手として145kmを記録する一方で、ショートとしても長打を打てるというスケールの大きい選手です。アメリカによくある二刀流の形でもあります。U-18W杯では外野も守るなどユーティリティ性もあり、将来が楽しみな選手です。
5位 藤田 健斗 (ふじた・けんと) 中京大中京高
捕手 18歳 右投右打 173cm/73kg
適正:捕○
弾道: 2
ミート: 37 F
パワー: 38 F
走力: 51 D
肩力: 75 B
守備力: 44 E
捕球: 35 F
二塁送球1.79秒の強肩がウリの高校生捕手。3年夏の甲子園では4番・キャプテンとして打率.467の好成績を残し、チームをベスト4に導きました。
査定としては、弾道は2。タイプ的には中距離打者だと思います。ミートは37のFとF査定としてはやや高め。パワーは38F。走力は51D。遅くもなく速くもない平均的な評価です。肩力は75のB。ネットやスポーツ記事のどこを見ても、とにかく肩の強さが高く評価されています。守備力はE、捕球はF。とにかくボールを後ろに逸らさない、壁性能の高い捕手になって欲しいですね。
肩の強さは天性のもので、これだけで捕手としては大きな武器です。小柄な選手ですが、打力もしっかりと鍛えて正捕手を目指して欲しいです。
6位 小川 一平 (おがわ・いっぺい) 東海大九州
投手 22歳 右投右打 183cm/78kg
適正: 先○ 中○ 抑△
球速: 149km
コントロール: 35 F
スタミナ: 50 D
変化球:
↓チェンジアップ3
↘カーブ1
最速149kmの直球とチェンジアップがウリの大学生右腕。大学時代は自身の故障や熊本震災、部員の不祥事などでなかなか投げられず不運続きでした。
査定としては、球速は149km。平均球速140km前後の技巧派タイプだと思います。コントロールは35F。ややバラツキがあるようです。スタミナは50D。中継ぎ起用もありえる投手です。変化球はチェンジアップの評価が高いため、変化量を3にしてみました。
なにぶんまともに投げた年が17年の春季くらいしかないので、データが少ない投手です。もしかしたら隠し玉的な存在になるかもしれません。
育成1位 小野寺 暖 (おのでら・だん) 大商大
外野手 22歳 右投右打 182cm/82kg
適正: 外○
弾道: 3
ミート: 32 F
パワー: 45 E
走力: 60 C
肩力: 65 C
守備力: 50 D
捕球: 40 E
関西六大学リーグでMVP2回を記録した身体能力の高い大学生外野手。大柄ながらセンターを守ることのできる守備力があります。
査定としては、弾道は3。強打の外野手という評価です。ミートは32F。リーグ戦では首位打者2回を記録していますが、全国大会ではかなり苦戦しており、よりレベルの上がるプロへの対応が課題です。パワーは45E。走力は60のCです。一塁到達タイムを見る限り、飛び抜けて足が速いとは思えません。肩力は65C、守備力は50D。センターだけでなくライトでの起用もありそうです。捕球は40E。こんなもので(以下略)
契約金の無い育成契約での指名に対して、「母子家庭なので母に契約金で楽をさせようと思っていた」と悔し涙を流すほどのハングリー精神の持ち主。なんとか支配下を勝ち取ってもらいたい選手です。
育成2位 奥山 皓太 (おくやま・こうた) 静岡大
外野手 22歳 右投右打 186cm/93kg
適正: 外○
弾道: 2
ミート: 16 G
パワー: 51 D
走力: 70 B
肩力: 72 B
守備力: 44 E
捕球: 34 F
大柄な体格にスピードや強肩など高い身体能力を秘める大学生外野手。18年の秋から野手に転向しました。
査定としては、弾道は2。3でも面白そうですが、大学通算0本塁打なのでさすがに2としました。ミートは16G。野手転向組がホイホイ活躍できるほどプロは甘くありません。パワーは51D。大学通算0本塁打と言ってもこの体格ですから、当たったら間違いなく飛びます。走力は70のB。50m走5秒8は楽天ドラ1の小深田と同じ水準であり、やや信じ難いですがスピードは本物のようです。肩力はB。遠投120mは捕手並みの強肩です。守備力はE、捕球はF。こんなも(以下略)
高い身体能力や、両打ちに挑戦した経緯など、既にタイガースに所属している江越選手とイメージが被る部分があります。まずは支配下を目指して、ロマン枠として頑張って欲しいです。
総評
今年のドラフトは、1位~5位指名まで全て甲子園に出たことのある高校生選手であり、育成ドラフトでも恵体の外野手を指名するなど、球団全体が本格的に育成路線に舵を切った感じがあります。過去数年の即戦力ドラフトの反動とも言えるでしょう。
奥川のクジを外しながら、西と及川という高校四天王のうちの2人を指名できたのはまさに僥倖と言えます。
井上や遠藤など、育成難易度は高めですが大成すればかなり面白い選手を指名したのもポイントです。来季すぐに即戦力となる選手はいませんが、5年後10年後が楽しみなドラフトになっていると思います。
では、来年のドラフトでお会いしましょう。
第3回ぽんぽこ24に見た「ぽんぽこ」の魅力
どうも、ぽんぽこ24を寝ずに完走したせいで身体のあちこちが不調な筆者です。
徹夜とか慣れないことはするものではありません。
そもそもぽんぽこ24って何?という方は私の前回の記事をご覧下さい。
ぽんぽこ24の本放送はこちら▼
今回もとても素晴らしい放送で、笑いあり涙ありの24時間でした。
出演者のみなさん、そして企画者であるぽんぽこさんとピーナッツくんには本当にお疲れ様でしたと言いたいです。
豪華なゲストを呼べる人脈や企画力・運営力など、「ぽこピーの凄さ」を改めて実感する機会となった今回のぽんぽこ24でしたが、私がその中でも際立って感じたのが、「ぽんぽこさんの人間的魅力」です。
ぽんぽこはイキるけどイキらない
ぽんぽこさんには一時期、「イキり狸」という愛称が付いていた時期がありました。
「イキり豆」と呼ばれるピーナッツくんと同じく、ぽんぽこさんも度々謎のイキりを披露するからです。
学力テスト企画などで開幕イキりをぶっぱなし、その後の結果発表で惨敗する流れはもはや様式美になっています。
しかし本来、「イキり」とはマイナスな言葉です。
イキった態度を日常的に示すような人は、ほとんどの場合嫌われ者です。
しかし、ぽんぽこさんは嫌われ者になるどころか、沢山の人とコラボし、様々な人脈を築いてファンにも愛されています。
これは何故でしょうか。
それは、ぽんぽこさんの本質が謙虚だからです。
これは「イキり豆」ことピーナッツくんにも同様の事が言えます。
ぽこピー兄妹はこれまでに様々な偉業を達成して来ましたが、全く驕ることなく、謙虚に活動を続けています。
とても素晴らしいことです。
今回の24時間生放送ではそれを特に実感する場面がありました。
それは第三部の中で行われた「ポコフェッショナル-作家の流儀-」の中の一場面での事です。
▲3:13:00ごろから。音量注意!
この企画には「寺田てら」さん、「りゅーせー」さん、「野良いぬ」さん、という著名なイラストレーターの方が参加しており、それぞれが対話しながら創作活動のきっかけ等を話していくという内容でした。
地上波アニメやメジャーアーティストへの映像協力など、まさに今をときめく売れっ子と言える3人が登場するという事で、放送前から注目されている企画でもありました。
この放送の中で、ぽんぽこさんが「この3人達と一緒に遊びに行った」というエピソードを話しました。
これは今までに公表された事が無いエピソードでした。
youtubeのコメントでも「ぽんぽこって何者?」「人脈すごすぎ」と驚く人達が多く見られました。
私も「今回の企画をするにあたって声をかけたんだろうけど、すごい人達に声をかけたなぁ。勇気が凄い」と思いこんでいただけに、「いつの間にそこまで仲良くなっていたんだ!?」と驚きました。
この「いつの間に」の部分に、ぽんぽこさんの天然の謙虚さが現れている、と私は感じます。(本人は全く意識していないと思いますが)
凄い人と繋がりができると、人間はどうしてもそれを他人にひけらかしたくなるものです。
意識高い系と呼ばれる人達の「濃いメンツで飲んだ!w」に代表されるSNSの投稿などは、その本質をよく現わしています。
私自身もそういう傾向があると自認しています。
しかし、ぽんぽこさんはそのような「ひけらかし」「匂わせ」を一切していません。
「寺田てらさん、りゅーせーさん達と遊んだにんにん!」というツイートがあってもおかしくないのに、それをしないのです。
そのような投稿をするかどうかの選択肢すら、恐らく存在しないと思います。
これこそがぽんぽこさんの謙虚さなのです。
誰に指摘されるでもなく、ぽんぽこさんはその美徳を体現しているのです。
気遣いの天才
ぽんぽこさんの人間的な魅力のもう1つの部分は、細やかな気遣いができることです。
高いコミュ力を発揮するぽんぽこさんは、絡みが少ない人にも積極的に声をかけていく事で知られています。
「放送前に話しかけて緊張をほぐしてくれた」と語るVtuberさんも少なくありません。コミュ障で変な絡み方をするピーナッツくんをカバーする立ち回りもよく見られます。
今回もその魅力を実感する場面がありました。
24時間放送の第三部、放送の最後に行われたエンディングトーク中の一場面です。
▲7:45:00ごろから。
エンディングに入り、達成感や緊張の糸が切れたからか泣いてしまうぽんぽこさん。
涙の理由の一つとして「CM企画に応募してくれたのに、時間の都合で落選させてしまった人達に申し訳ないと思ったから」と語ります。
この放送ではCM動画を公募していましたが、応募総数がとても多く、落選者が出ることは応募する人達も含め誰もがしっかりと理解していたことでした。
しかし、ぽんぽこさんは声を震わせ、涙を流しました。
自分も動画制作を行い、その大変さをよく理解しているぽんぽこさんだからこそ流せた涙だと思います。
しかも、そのエンディングトークの時点で、ぽんぽこさんのチャンネルは登録者数が10万人を達成する目前でした。
本来ならなりふり構わず「この放送を見ている皆さん!ぜひチャンネル登録をお願いします!」と呼びかけていてもおかしくない場面です。
もし私がその立場なら、間違いなくそうしていると思います。
しかし、長い間の念願だった登録者10万人をまさに目前にした時でも、ぽんぽこさんは落選した人達の事を考えていたのです。
この事に私はとても感動しました。
ぽんぽこが泣いてピーナッツくんが心底ぽんぽこの事を褒める
— aid🍃🥜 (@Aid_y_t_ak) 2019年8月15日
これが本当の尊いってやつなんだよ#ぽんぽこ24
あかん、今の震え声でワイの涙腺が決壊した#ぽんぽこ24
— aid🍃🥜 (@Aid_y_t_ak) 2019年8月15日
ぽんぽこさんさぁ……良い子すぎますよほんとに
— aid🍃🥜 (@Aid_y_t_ak) 2019年8月15日
▲限界化する筆者のTwitter
「落選した人の反感を買わないための演技でしょ」とかいう穿った見方も、もしかしたらあるかもしれません。
俺がぶん殴ってやる。
この涙は本物です。
そこまで計算できる人はそもそも涙を流しません。
もっと上手くやります。
謙虚で心優しいぽんぽこさんだからこそ、このような率直な言葉が出たのだと思います。
まとめ
「いや、筆者がガチ恋勢だからそこまで深読みしてるんじゃね?」という指摘はひとまず横に置いておきましょう。
その可能性は多分にあるとしてもです。
ぽんぽこさんはとても素晴らしい人格の持ち主です。
兄ぽこに足りないコミュ力を補うパートナーであり、兄ぽこの企画運用を支える有能なサポート役でもあります。
そして兄ぽこも、ぽんぽこさんの凄さを認めています。
この2人の活動を、これからも追い続けていきたいと思います。
ぽんぽこ24が楽しみだよというだけの話
お久しぶりです。なんか見ないうちにPVがちょっとだけ伸びてて「へぇ~っ」てなってる著者です。
さて、2019年8月14日20:00~15日21:30にかけて第3回ぽんぽこ24が開催されることになりました。
ぽんぽこ24とは?出演者は?という方は以下の記事をご覧下さい。
いやもうほんとにね、今回も豪華絢爛なゲストの数々!!
ド屑本社や紅ズワイガニなど、最近のVtuber界隈のトレンドを抑えたユニットも参加しています。
めちゃくちゃ楽しみです。
しかし最も驚くべきは、これだけのイベントをどこの運営企業にも属さない個人Vtuberが企画・主催したという点です。
「企業勢が圧倒的有利」と言われるこの界隈において、まさに特異点的存在だと言えるでしょう。
僕はデータが大好きなので、今回参加されるVtuberさん達の登録者数を合計してみました。
その総数なんと…
388万5747人!!!!(2019年8月9日時点)
どのくらい多いかというのが分かりにくいので、参考までに比較データを出しておきます。
- 静岡県の人口が約365万人(2019年5月1日時点)
- 滋賀県の人口が約141万人
- ボスニア・ヘルツェゴビナの人口が約351万人(2018年・WHO調べ)
- 東京ドー厶(収容人数約5万7000人)およそ68個分
……うーん、逆によく分からない…
何はともあれ、多くのファン層を抱えているVtuberさん達が参加することがわかります。これ以外にも様々なゲストさん達の参加が決まっているそうです。
今からワクワクが止まりません。
我らがピーナッツくんがゆるキャラグランプリ2019にエントリーしています!
投票までやや手間がかかるサイトですが、このブログを覗いてくださった皆さんも是非投票してあげてください。
1アカウントにつき1日1票投票出来ます。
ちなみに投票期間は2019年10月25日までです。
甲賀流忍者!ぽんぽこさんが達成していた密かな偉業
※この記事はいわゆる「俺の推しがすごい」ということを書くだけの記事になります。予め御容赦ください。
▲#ぽんぽこかわいい
日々増えていくVtuberの中で、完全個人でチャンネルを運用している「個人勢」の人達はその総数のかなりの割合を占めています。
趣味がてら細々と活動している人も多いですが、再生回数やチャンネル登録者数が増えてほしいと思うのはごく自然な事でしょう。
そんな中、滋賀県甲賀市のご当地Vtuber(非公認)である甲賀流忍者!ぽんぽこさんが個人勢初の快挙を達成しました。
その快挙とは、「完全個人運営かつ完全新規参入のバーチャルYoutuberとして初の総再生回数1000万回超え」です。
(2019/5/7時点)
(なにがなんだかわからないややこしい記録ですが、後で詳しく説明します)
Vtuberについての様々なデータを公開しているuserlocalさんのサイトによれば、総再生回数1000万回を超えているVtuberのチャンネルは現在計42チャンネル。
そのうち1億回超えが3チャンネル、2000万回以上が18チャンネル(いずれも2019/5/7時点)となっており、上位陣は誰もが知っている名だたる有名Vtuberで構成されています。
https://virtual-youtuber.userlocal.jp/
このメンバーは、ほぼ全てが何らかの事務所に所属しているか、または企業が運営を担当している、いわゆる「企業勢」か、以前は他の活動を行っていて、最近Vtuberとして転生してきたチャンネルで占められています。
唯一の例外として「バーチャルおばあちゃんねる」(VB)があります。
これは配信者のすあだ氏が運営しているVtuberであり、完全個人運営のチャンネルとしては最多の登録者数と総再生回数を誇っています。
誰ともコラボせず、独自の路線を突き進む姿勢はまさにVtuber界のレジェンドと言えます。
また、ぽんぽこさんとは切っても切れない込み入った関係にある「オシャレになりたい!ピーナッツくん」も完全個人運営で1000万再生を達成している貴重なVtuberです。
しかし、彼のチャンネルは主にショートアニメをメインコンテンツとしており、なおかつVtuberとして本格的に活動する以前からまずまずの再生回数を稼いでいたため、記録としては転生組と同じ扱いになると思われます。
このような状況の中で、ぽんぽこさんは「以前に活動経験が無く」、「どの企業や事務所にも所属しない完全個人運営」のVtuberとして初めて1000万再生を超えたのです。
限定付きなので少し地味にも思えますが、これは素晴らしいことです。
ピーナッツくんのご主人様の兄ぽこという協力者がいた上での達成ですが、滋賀県甲賀市の片田舎で細々と活動している2人が成し遂げた記録としてはとても大きなものと言えます。
資本力とスタッフのスキルを武器に毎日投稿を続けている企業勢や、毎日のように配信を行える事務所所属のライバーとは違い、限られた資金と時間の中で自力で動画を編集し、企画を立てて活動しているぽんぽこ&ピーナッツくんの努力には目を見張るものがあります。
24時間生放送や毎日動画投稿など、企業勢ですら実行を躊躇するような企画にも挑戦し、それを見事に達成する2人のバイタリティとチャレンジ精神は、それを見る視聴者にも元気と勇気を与えています。
今回の記録も、2人にとっては通過点に過ぎないのかも知れません。
ぽんぽこさんは少し前にも「登録者数が10万人に到達したら3度目の24時間生放送をやりたい」と意気込みを語っていました。
ぽこピーコンビが次はどんな活躍を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。