コモラ学入門 -紫の遊戯竜-
こんにちコモコモ~(気さくな挨拶)
どうも筆者です。
いきなりですが、
皆さんはさる11月17日にVtuber界を揺るがすとんでもない事件があったことをご存知でしょうか!!?!?!??!!!
もう私はショックでショックで……。
直後はおやつも喉を通らず、体重が0.4キロも減ってしまいました。
その事件とは、
「コモラさん毎日投稿終了」
です。
……ん?
騒いだのは一部だけ?
そもそもコモラさんを知らない?
ではそんな人のために、コモラさんとはどういうVtuberなのか、そしてその魅力とはどんなものか、入門編としてご紹介したいと思います。
コモラさんとは?
そもそも、コモラさんはどのようなVtuberなのでしょうか。
こちらがそのキービジュアルです。
- 紫色の体色
- 造形がよくわからない口
- パキケファロサウルスのような頭
- つぶらな瞳
- 可愛いしっぽ
という外見的特徴を持っています。
かなりキュートなデザインですよね!
「引きこもってゲームをしていたために絶滅を逃れた恐竜」という設定で、いつもコントローラーを手放しません。
チャンチョの友達でもあります。
兄ぽこがデザインしたキャラクターの中でもかなり個性的なデザインです(私が勝手に思っています)。
そしてこちらがコモラさんのデビュー動画です。
▲伝説の始まり。マジで唐突なデビューでした
この動画にはコモラさんのほぼ全ての要素が詰まっており、今見ても完成度が高いと思います。
- 優れたゲームスキル
- 飄々とした関西訛りの喋り方
- 可愛い外見とはギャップのある低い声
- イキリ
- (別撮りのせいで)噛み合わないチャンチョとの会話
暗いような明るいような不思議なテンションの語り口と、難しいゲームにも果敢に挑戦するスタイルは不思議な中毒性があり、コアなファンからの支持を獲得する要因となっています。
コモラ史
コモラさんの歴史は、2018年8月29日に「オシャレになりたい!ピーナッツくん」のゲームチャンネルである「チャンチョのゲーム部屋」にコモラさんの動画が投稿された時までさかのぼります。
活動期間は実に3年以上。
デビュー時期で言うと旧にじさんじSEEDsの2期生とほぼ同期ということになります。
コモラさんは事前告知など全く無しにいきなり登場したため、当時のファンはかなり面食らいました。
デビュー以降、コモラさんはチャンチョのゲーム部屋に度々登場するようになりました。
明らかに先撮りのコモラさんがペラペラと喋り、後撮りのチャンチョがそれにツッコミつつゲームの上手さに驚くというスタイルは人気を博し、投稿の頻度も増えていきました。
活動から1年半以上が経過した2020年4月4日、コモラさんは独自に毎日投稿を始めると告知しました。
これ以降はコモラさん1人が喋りつつゲームをするというソロ実況スタイルの動画が増えました。
チャンネル名も「チャンチョのゲーム部屋」から「コモラとチャンチョのゲーム部屋」に変更されました。
それから2021年11月17日までの期間、コモラさんは休まず実況動画の投稿を続けました。
日数にしてなんと591日。
▲毎日投稿終了の告知動画
諸事情により記録は途切れてしまいましたが、現在もコモラさんの「ほぼ」毎日投稿は続いています。
コモラさんの魅力
コモラさんの魅力的な点は沢山あるのですが、今回は筆者の独断と偏見で魅力をいくつかご紹介したいと思います。
- ゲーム愛
コモラさんは様々な種類のゲームをプレイします。
ソシャゲやフリーゲーム、マイナーなゲームからメジャーなゲームまで動画で扱われるものは多岐にわたりますが、ちゃんと楽しんでプレイしています。
▲大人気ゲームFallGuysから…
▲意味不明な謎ゲーまで
とんでもない高難易度のゲームや、これクソゲーじゃね…? と思ってしまうようなゲームでも、投げることなくちゃんと遊ぶ姿勢は、まさにゲーム好きの鑑と言えるでしょう。
- ゲームに対するストイックな姿勢
コモラさんがプレイするのは、何度も失敗することが前提の死にゲー・覚えゲーや、前述したような非常に高難易度のゲームが多いです。
しかしコモラさんは諦めることなく、クリアできるまで何度もトライします。
普通の精神力ならリタイアしてしまうような場面でもチャレンジをやめません。
「もう○時間くらいやってるんやけどね~」とサラッと言うこともよくあります。
ローグライクゲームが好きと公言していますので、そのような趣向が彼の忍耐力を鍛えたのかもしれません。
▲どんな苦行、もとい苦境でもめげないコモラさんが見られます
クリアした時のカタルシスは半端ではありません。
また、コモラさんは「流行りのFPSだけやってりゃいいだろう」というバズ狙いの姿勢ではありません。
とにかく興味があるゲームをプレイするのです。
ひたすら自分のスタイルを貫くその姿には、職人やスポーツ選手と共通するようなストイックさを感じます。
- イキリ
コモラさんからは度々イキリ発言が出ますが、それを聴いた人の中には「ナルシストなのか?」と思う人がいるかもしれません。
しかし、私はそれは誤解だと思います。
コモラさんは前述したように非常にストイックであり、色々な難しいゲームをクリアした経験があります。
その経験に裏打ちされた「イキリ」なのです。
実績のない人の過信から来る「自惚れ」とは違います。
また、コモラさんはミスをすると「すみません、調子乗りました」とすぐに謝ります。
このような点を踏まえると、コモラさんのイキリ発言も微笑ましく見えてくるのではないでしょうか。
- ちゃんと陰キャ
コモラさんは陰キャを自称しています。
しかもいわゆる「ファッション陰キャ」ではなく、彼の話を聞くに正真正銘の陰キャです。
陰キャ特有のちょっとヤバめの発言も散見されます。
陰キャといえば、世間ではのけ者扱いされることが大半で、蔑称とも認識されています。
しかし、コモラさんはそのような陰キャエピソードをネタにしてくれます。
▲コモラさんは"俺等"だ…!
陽キャにビビった話や、親戚のBBQで喋らずに黙々と肉を食べた話など、どこか共感できるネタも多いです。
「僕、すき家の三色チーズ牛丼好きやからね。だからチー牛ですよ」
「そのうち陰キャの代名詞がチー牛からコモラになるんじゃないかな」
このように語ることすらあります。
今の元気がない世の中で、嫌なことがあってもネタにできるくらいの余裕を持つ事が大切だということを、コモラさんから学べるような気がします。
- Vtuber活動を楽しんでいる
コモラさんはお気に入りのゲームを紹介してくれることもあります。
「今ハマってるんですよ~」と言いながら楽しそうにゲームの良いところを解説するコモラさんの姿からは、「面白いコンテンツを知ってもらいたい」「自分の"好き"を共有したい」というYoutuberの本質が見えてきます。
▲ウキウキのコモラさん
また、コモラさんは毎日投稿の中でも視聴者を楽しませるために色々と変化をつけています。
動画内でコメント欄の質問返しコーナーを開催したり、雑談動画を出したり、ゲームのリクエストに答えたり、動画のエンドカードとしてイラストを描いたりと、精力的に動いています。
▲コメント欄もよく見ているコモラさん
また、「コウモリラン」というバ美肉Vtuberを新たなキャラとして生み出すなど、変化のあるコンテンツを演出してくれます。
▲か、かわいいなぁ
チャンネルにはたくさんの動画がありますが、これらはシリーズごとに細かくリスト管理されており、視聴者が見やすいようにというコモラさんの配慮が伺えます。
本人は活動について「趣味」と言っていますが、好きだからこそ毎日投稿を続けることが出来ているんだと思います。
- うるさくない
コモラさんは落ち着いた喋り方とホラーゲームでも叫んだりしない淡々としたプレイスタイルに徹しているので、視聴者が絶叫に驚かされたりすることはありません。
例を挙げるなら「驚かないホラー実況者」として有名なガッチマンさんに近いスタイルです。
これについてはコモラさん本人も影響を受けたと言っています。
つまり、BGMに最適なのです。
筆者も、なにか書き物をしなければいけない時はコモラさんの実況や雑談をラジオ感覚で聴いています。
これは決して動画の内容を真面目に見ていないとかそういうわけではありません。
違いますよ?
- コモラさんのゲームがある
コモラさんには「うさうさらびっと」さんという友人がおり、彼はコモラさんを題材としたゲームを制作しています。
「コモラ リアルワールドエスケープ」と「jump komora」という2つのゲームですが、どちらも無料でプレイできます。
特に「コモラ リアルワールドエスケープ」は「オシャレになりたい!ピーナッツくん」アニメのファンアイテムとしても優秀な作品です。
とても完成度の高いゲームですので、是非多くの人に遊ばれるべきだと思います。
▲コモラさん本人による実況プレイ
進化し続けるコモラさん
ここまでコモラさんの魅力を思いつくままに挙げてきましたが、コモラさんの好きなVtuberや親友であるチャンチョとの絡みなど、他にも様々な面白いエピソードがたくさんあります。
細かく言えばきりがありません。
現在のチャンネル登録者数は約1.6万人、平均視聴回数もそれほど多くはありませんが、広く知られていないだけで1度見ればきっとハマる人も多いと思います。
コモラさんは活動へのモチベーションが非常に高く、実写動画やコラボなど色々な事に挑戦しています。
▲ぽんぽこ、チャンチョとのコラボ配信
▲親友のチャンチョもビビる行動力
今後もさらに進化していくであろうコモラさんから、目が離せません。
(今回の記事を書くにあたり、ぽこピー非公式wikiさんをかなり参考にさせていただきました。また、個人的に相談に乗ってくださった方、ありがとうございました。)